家を建てる時、子どもがいる家庭なら多くの親が子ども部屋を作ろうと考えるのではないでしょうか。
しかし、長く暮らしていく中で、子どもは成長し心や体は大きく変わっていきます。
この記事では、子ども部屋を与える目的や子ども部屋をつくるメリット、注意点について解説しています。
これから家を建てるという方や、子ども部屋を作るべきか悩んでいるという方はぜひ参考にしてください。
3歳までの子どもがいる家庭での子ども部屋は、将来的にその部屋を子ども部屋にしたり、子どもの荷物を置いておく場所として活用することになるでしょう。
3歳までは基本的に日中も寝る時も親と過ごすことが多いため、子ども部屋は特別必要ではありません。
目を離すと危険な時期でもあり、寝る時も子ども1人でというのは難しいですよね。
そのため、3歳ごろまでは子どもの遊び場として部屋を用意するというよりも、将来的に子ども部屋として活用したり、子どもの荷物を置いておく場所になるでしょう。
4歳〜6歳の子どもに与える部屋の目的は3歳までの子どもと同様、将来への準備となります。
しかし3歳までの子ども部屋の目的と異なるのは、小学校に上がる前のこの時期に自分のものは自分で片付ける習慣を身につけやすくなるということです。
そのため4歳を過ぎたら幼稚園・保育園の荷物を置く場所やおもちゃを片付ける部屋として扱うのがおすすめです。
小学校低学年は子どもの自立心が育っていく時期のため、自分でやってみたいという気持ちを尊重して子ども部屋を与えるのもいいかもしれません。
これまではリビングで勉強したり、親と一緒に寝ていた子が自分の部屋が欲しいと言い出すこともいます。
子ども部屋を与える時には、学校で使う荷物や自分のものは部屋に置き、自分で管理させるのがいいでしょう。
小学校高学年になり思春期に近づくと、1人になりたがったり、親に秘密をもつ子どももいます。
親としては寂しい時期ですが、子どものプライバシーを尊重してあげられるように心がけたいですよね。
そのため、子どもが1人で過ごす空間として子ども部屋を作ることをおすすめします。
中学生になると思春期や反抗期を迎え、1人で落ち着ける空間が必要になるため、自分の部屋の必要性が高まります。
部屋にこもりがちになりますが、そのような時期なので時に見守ることも大切です。
また宿題や予習・復習など普段の勉強の他にも、テスト勉強や受験勉強もするようになるため、小学校の頃よりも勉強時間が増えてきます。
プライバシーに配慮し、部屋の掃除や片付けは本人に任せるのがおすすめです。
子ども部屋をつくることには以下のようなメリットがあります。
子ども部屋を与えられると自分で自分の部屋を整理整頓するようになるため、ものを管理できるようになる管理能力が生まれます。
子ども部屋を覗くと散らかっているのが気になってしまうかもしれませんが、あまり手を貸さずに見守ることも大切です。
何をどこに収納するべきか、などもなるべく本人に任せるといいでしょう。
自分の部屋で1人になる時間ができると嫌なことがあった時や、悩みができた時に1人になって気持ちの整理ができるようになります。
また、宿題や次の日の準備なども自分で考えて行うようになるため、自立心アップに繋がります。
近くで見ていると親はどうしても手を貸したくなりますが、物理的に距離がある方が自立しやすくなるでしょう。
リビングに子どものものを置いておくと物で溢れてしまいます。
その結果、急な来客に慌てたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
子ども部屋を作って、子どものものは自分の部屋に置くようにさせると荷物が散らからずにリビングがスッキリします。
リビングに持ってきたものは1日の終わりに自分の部屋に持ち帰るというのを習慣化させるといいでしょう。
子ども部屋を与えることには先述した通りメリットもありますが、一方で注意しなければいけないこともあります。
部屋にこもっていると何をしているのかが分からないため、スマートフォンやゲームに夢中になる可能性があります。
勉強していると思っていたけど、実は遊んでいるだけだったというケースも少なくないでしょう。
対策として、スマートフォンの使用場所を定めたり、ゲームの使用時間を決めるなど年齢に応じて制限するのがおすすめです。
子ども部屋で過ごすのが快適になると、子どもは自室にこもりきりになりがちです。
その結果家族で過ごす時間や会話が減ってしまう可能性も。
思春期や反抗期は、親から離れていたいと感じる時期なので仕方ありませんが、一緒に過ごす時間が減った分、なるべく積極的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。
社会問題として引きこもり問題がよく挙げられていますが、親としては自分の子どもが引きこもりになるのは避けたいですよね。
引きこもりを防ぐために親ができることは大きく3つあります。
1.子ども部屋に鍵を付けない
2.子ども部屋にはテレビを設置しない
3.玄関から階段を上がって子ども部屋に行ける間取りを避ける
重要なことは子どもを孤立させる空間を作らないこと、親と顔を合わせなくても生活できる環境を作らないことです。
子どものプライバシーやプライベートを守ることもとても重要ですが、これは子どもを孤立させることとは違うということを念頭に置いておくといいでしょう。
子ども部屋を作れば必然的に、小さい子どもでも快適に過ごせるような家具が必要になってくるでしょう。
サンタスではキッズ家具も多く取り揃えています。
足のデザインが特徴の子ども用チェアです。
キッズ家具でもおしゃれなものやデザイン性があるものを取り入れたいという方におすすめのチェアで、カラーバリエーションも豊富なため子どもが好きな色を選ぶことができます。
美しいカーブが特徴のソファです。
子どもだけでなく大人までみんなで使用できるソファで、2サイズから選ぶことができます。
子どもが小さいうちは親も一緒に子ども部屋で遊ぶことも多いと思いますが、絵本の読み聞かせをしたり親子でちょっとしたお昼寝なんかにも最適なソファです。
子ども部屋が本当に必要かどうか悩む方も多いと思います。
大切なのは、子ども部屋をつくった後も子どもを孤立させるような環境にはしないということです。
また、スマホやゲームなどが普及している現代で、どうやってそれ以外のことにも目を向けさせるかを親は考えていくことになると思います。
子ども部屋を作る際には子どものプライバシーを守りつつも家族の輪が壊れてしまうことがないように注意しましょう。
子ども部屋に導入するキッズ家具を検討している方はぜひサンタスまでお問合せください。