2歳児の子育ては、日々の成長が見逃せない大切な時期です。危険な行動の判断がつきにくく、まだまだ目が離せないため、親は体力的にも精神的にも根気が必要な時期でもあります。
親は子育てに追われながらも、子どもには遊びながら知能の発達を促し、すくすくと成長してほしいものです。
今回は、2歳の時期にオススメの知育玩具の選び方のコツと、S A N T A Sの遊具をご紹介します。
0〜1歳代に比べると、身長や体重の成長の伸び具合が少し落ち着いてくる傾向にあります。中には身長や体重があまり伸びないことに悩むこともあるかもしれませんが、成長曲線(発育曲線)から外れない限り、それほど気にする必要はありません。
個人差があるので、あくまでも平均身長や平均体重は参考程度にしましょう。
出典:厚生労働省「乳幼児身体発育調査:平成22年度 調査の結果」
運動能力が発達し、躍動的な動きを楽しめるようになり、走る、登る、ジャンプするといった能力も発達してきます。0〜1歳代に比べると、散歩できる距離が伸びたり、公園で体を思い切り動かすような遊びを好んだりする子も多くなります。
手を使わずに足だけで階段を上ったり降りたり、両足でピョンピョン飛びながら前に進んだり、両手で鉄棒にぶらさがったりできるようになります。
遊具の一本橋を渡るなどのバランス感覚が必要な遊びや、ボールを蹴る、投げる、転がす、受けるなどして遊ぶこともできるようになる子もいます。
すべり台やジャングルジムのような遊具などを使って遊ばせてあげましょう。
少しずつ周囲に興味を示し、「周り」と「自分」の区別ができるようになり、物事の良し悪しも理解し始めます。友達や家族との言葉のやり取りを楽しみながら一緒に遊んだり、大人に褒めてもらいたくて頑張ったりすることもあるでしょう。
そのため、周りの行動を真似したり、自己主張をしたりする場面が見られます。
大人を真似て「ごっこ遊び」を楽しんだり、ものが動くしくみに興味を持ったりします。
子どもの成長に寄り添った適切なサポートが必要です。
出典:東京都教育委員会「就学前教育カリキュラム 改訂版」
2歳の時期は好奇心と記憶力がとても発達します。よく会う人、いつも行く場所、知っている物などに興味を示したり、考えたことや体験したことを誰かに伝えたいという気持ちが芽生えてきます。
テレビで見たアニメや絵本に出てくる言葉をまねたり、生活に必要な言葉をより理解して使ってみようとチャレンジする機会が増えるのも特徴です。
使える言葉が一層増えていきますが、まだ言葉の意味を正しく理解できていないこともあります。多くの会話の機会を持ち、悪い言葉を使った時には正すように促す声かけも必要な時期です。
出典:東京都教育委員会「就学前教育カリキュラム 改訂版」
歯磨き後に口をすすいだり、着替えをしたり、トレーニング箸やフォークを使って自分で食事ができるようになったりといった基本的な生活習慣が身につき始めます。
他にも、排泄機能が整いだすため、2歳半から3歳ごろまでにトイレトレーニングを始めることが多いでしょう。トイレトレーニングの完了時期は個人差が大きいので、子どものやる気やトイレへの関心の様子を見ながら焦らず進めることがおすすめです。
2歳の子どもが運動能力や理解力、協調性などを高めていくためには、どのような遊びがよいのでしょうか。おすすめの遊びと、そのメリットをご紹介します。
2歳の子どもは、「合図でスタートする」など簡単なルールを把握できるようになるため、かけっこがおすすめです。
目いっぱい走る楽しさを感じることができ、親子のコミュニケーションが深まります。
また外で走り回れるようになると、急な飛び出しなどの危険が増えるため、かけっこ遊びの中で「止まって」というかけ声で立ち止まれるような練習をしておくと安心です。
社会性が身につき始めるため、ごっこ遊びも楽しめるようになります。それぞれの役割を理解し、役に合わせた言葉のやり取りが上手になるので、子どもと親が入れ替わって会話するような逆転おままごともおすすめです。想像力や表現力が豊かになり、社会性の向上も期待できます。
では、2歳の成長には、どのような知育玩具が適しているのでしょうか。
目的に合わせた知育玩具の選び方を紹介します。
全身のバランス感覚を養う大切な時期なので、体を動かせるものを用意してあげると良いでしょう。外で遊べるようなボールや三輪車なども人気があります。
室内用なら、嵩張らずインテリアにも馴染むような遊具がおすすめです。
大人の行動の真似をして疑似体験をしながら社会的行動を学んでいく時期です。
ごっこあそびや、まねっこあそびができるお人形などで社会性を育みましょう。
言語能力が発達し、2語文や3語文も話すようになり、身の回りのことも少しずつ自分でできるようになります。語彙力の発達をサポートする知育玩具も良いでしょう。
語彙力を育成したいなら、絵本や言葉あそびができるおもちゃが適しています。
2歳頃の時期は、語彙の吸収スピードも早く、ひらがなとイラストの絵を合わせる絵合わせ・文字合わせカードや、言葉を耳から覚えられる音声機能付きの玩具なども適しています。
論理的な思考力を伸ばしたいなら、積み木やブロック、パズルなどがおすすめです。
形や色の違いを意識して創作することで認識力や想像力が育まれます。
さまざまな形を作っていく遊びは、物事の因果関係の理解を促すため論理的思考力も身につきます。
音の大小や音階の違いを認識できるようになるので、楽器系の玩具を用いて音感を育てる遊びも取り入れてみましょう。音階を組み合わせてメロディを作れるピアノの鍵盤や木琴、ラッパなどは、2歳を過ぎた後も長く遊ぶことができるのでおすすめです。
さらにリズムに合わせて音を鳴らしてみることで、リズム感も育ちます。
手先の器用さを高めるには、折り紙や粘土など工夫できるものがよいでしょう。
誤って口に入れてしまっても安全な素材や抗菌性に優れた粘土もあり、まだ判断能力の弱い2歳の時期からも安心して取り入れることができます。素材の感触や違いなどを意識しながら指先を繊細に動かすことで、想像力も育まれます。
絵本を読んだり、色への興味も現れてくる頃です。お絵かきや塗り絵など手軽に手に入れられる道具で芸術性や色彩感覚を育むのも良いでしょう。
2歳の子どもは自己主張が増え、「この色が良い」「あのキャラクターが好き」など意思表示が増える時期なので、好奇心に合わせて玩具を選んであげることも重要です。
子どもをよく観察して、興味関心を示すタイミングに合わせて「お気に入り」の玩具を選んであげましょう。
2歳児にとって、あまりに早すぎたり遅すぎたりするものは楽しく遊ぶことができないため、対象年齢もしっかりと確認するようにしましょう。対象年齢は安全に遊ぶための基準でもあるため、安心して遊びに集中させてあげるためにも重要なポイントです。
2歳のさまざまな能力をバランスよく育てるには、複数のおもちゃを与えて、多種多様なあそびを体験させるのが望ましいといえます。脳や身体、感情の発達が活発な時期なので、多くの刺激を与えて発達を促しましょう。
シンプルなおもちゃでも、発想次第で遊び方が広がる玩具を選ぶことがおすすめです。楽器や粘土、折り紙などは発想次第で何通りもの遊び方が広がります。
飽きさせない工夫を凝らした玩具で、発想力を育みましょう。
お気に入りのおもちゃを一緒に持って外出することも増えるため、外出が多いなら持ち運びしやすいものを選ぶのもポイントの一つです。
旅行や帰省の時期など長時間乗り物に乗る機会には、移動中に楽しめるようなコンパクトな絵本なども準備しておくと便利です。
想像力をかきたてる!自由自在なデザインが魅力の遊具。
発想力を育み、発想次第でさまざまな動物に組み替えることができます。重ねたり、繋げたり、乗っけたりすれば、不思議と自然界に生息する生物たちを作る事ができます。
やわらかい色味の12色の組み合わせで、想像し、考え、自分他だけの生物を作り、物語を想像するでしょう。
足のデザインが可愛い子ども用チェア。個性的なデザインだからこそ、ごっこ遊びのアイテムとして、空想のお部屋作りのアイテムとしてもオススメです。
論理的思考力が発達するブロック遊びが好きな子の興味を惹くような、直線的でユニークなデザインのベンチ。見る角度によって見え方が変化するブロックは、認識力や想像力が育まれます。
今回は、2歳児の成長や発達に合わせた知育玩具選びのコツとS A N T A Sの遊具をご紹介しました。
目まぐるしく成長していく2歳児の時期も、遊びながら知育を促したいものですね。
ぜひご参考ください。